内視鏡件数
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ) | 大腸内視鏡検査 | |
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2018年(5月~12月) | 399件 | 235件 |
2019年 | 767件 | 462件 |
2020年 | 786件 | 336件 |
2021年 | 915件 | 450件 |
2022年 | 900件 | 485件 |
内視鏡内科
当クリニックで施行する内視鏡は、胃内視鏡(胃カメラ)と大腸内視鏡(大腸カメラ)の2種類があり、検査に抵抗がある方が多いと思われますが、最新の医療機材で従来よりも細径の内視鏡を使用し、鎮静剤(眠くなる薬)投与下に日本消化器内視鏡学会専門医が行います。
胃内視鏡検査
当クリニックでは、全例細径経鼻(鼻から挿入)内視鏡(鼻から抵抗がある方は、口からも挿入可能です)を用いて検査を施行致します。胃のみでなく、咽頭・喉頭(のど)、食道、胃、十二指腸までを観察し、炎症、ポリープ、潰瘍、癌、ピロリ菌の有無を診断し、必要があれば組織生検(癌の診断等)を施行致します。
胃内視鏡検査をお勧めする具体的な症状とは?
- のどのつかえ感や胸焼けのある方
- みぞおちや上腹部の痛み
- もたれる感じ
- ゲップが多い方
- タバコを吸われる方
- アルコールをよく飲む方
- 体重が急に減ってきた方
- 貧血を指摘された方
- 痛み止めをよく飲む方
- 検診で異常を指摘された方
胃内視鏡検査の特色
OLYMPUS社製XP-290Nという最新の経鼻(鼻から挿入)内視鏡を用います、太さは5.4mmと細いですが、画像はハイビジョンで鮮明にみえ苦痛は少なく診断能も安定しています。また検査に対する不安感を少しでも和らげるため、鎮静剤(眠くなる薬)を投与し、ぼんやりとした状態の中で検査を施行致します。
- 鼻骨骨折等で鼻の通りの悪い方、鼻からの挿入に抵抗がある方は、細径内視鏡を口から挿入することが可能です。
- 鎮静剤は検査終了後さめるまで約1時間程度の安静が必要なため、お急ぎの方やお車等でお越しの方、お望みでない方は、鎮静剤投与なしでも検査は可能です。
検査費用
胃内視鏡検査のみ
7,000~7,500円程度(3割負担の場合)
胃内視鏡検査+組織生検(悪性細胞の有無を顕微鏡で診断する検査)
12,000~15,000円程度(3割負担の場合)
- 手技内容、使用した薬剤により費用が多少異なります。
- 保険診療に定められた金額なため、他の医療機関と相違はありません。
大腸内視鏡検査
検査前には大腸の中をキレイにするため約2リットル程度の下剤を飲んで頂きます。内視鏡を肛門から挿入し、70~80cm程度で盲腸までまずは到達致します。その後、ゆっくりと抜いてきて、大腸全体を観察し、大腸炎、大腸ポリープ、大腸癌等を診断し、必要があれば、組織生検、ポリープ切除を施行致します。
大腸内視鏡検査をお勧めする具体的な症状?
- 検診にて便潜血反応陽性を指摘された方
- 排便時に出血がある
- 便通が悪く便秘気味になった
- 便が細くなった
- 下痢や粘液便を繰り返す方
- 腹満(お腹が張る)、腹痛を繰り返す方
- 体重が急に減ってきた方
- 貧血を指摘された方
- 以前大腸ポリープを指摘された方
- 血縁者に大腸癌の人がいるかた
- 40歳以上でこれまで一度も大腸内視鏡検査を受けたことがない方
大腸内視鏡検査の特色
OLYMPUS社製PCF-H290ZIという最新の内視鏡機材を用います、太さは11.7mmと細く、挿入時痛み、不安感を和らげるため鎮静剤(眠くなる薬)、鎮痛剤(痛み止め)を投与し、ぼんやりとした状態の中で検査を施行致します。診断においても、NBIと呼ばれる特殊光を用いたり、近年叫ばれるようになったポリープや癌の表面構造(顔つき)を拡大内視鏡で観察し、診断能力を高め切除すべきポリープはその場で切除致します。
- ポリープ切除は常備内服薬、病変の状態により後日また他院での切除後入院が必要なケースもあります。ポリープ切除の項を御拝読ください。
- 鎮静剤・鎮痛剤は検査終了後さめるまで約1時間程度の安静が必要なため、お急ぎの方やお車等でお越しの方、お望みでない方は、鎮静剤投与なしでも検査は可能です。
検査費用
大腸内視鏡検査のみ
8,000円程度(3割負担の場合)
大腸内視鏡検査+組織生検(悪性細胞の有無を顕微鏡で診断する検査)
15,000~20,000円程度(3割負担の場合)
- 手技内容、使用した薬剤により費用が多少異なります。
- 保険診療に定められた金額なため、他の医療機関と相違はありません。
ポリープ切除
当クリニックでは日帰り大腸ポリープ切除を施行しております。切除の目安は5mm以上で、ポリープの顔つきで切除の是非を決めます。スネアと呼ばれる高周波電流を流しポリープを切除しますが、大腸の粘膜面には知覚神経はないので切除時痛みはありません。ただし、抗血栓薬(脳梗塞、心臓病の予防薬)を内服中やポリープの数が多い場合は一度に全て切除は不可能な場合は、後日改めて切除を施行するケースもあります。また、大きなポリープの時は切除後入院が必要となることもあるため、他施設へ紹介し施行して頂くこともございます。
合併症として100~200人に1人程度の確率(0.6%程度)で切除後、1~2週間以内に切除後出血を来す場合があります。また非常に稀(0.04%程度)ですが切除後3日間ぐらいまでに穿孔(大腸に穴があく)をお越し腹膜炎を併発する可能性もございます。
大腸内視鏡検査+ポリープ切除
22,000~33,000円程度(3割負担の場合)
- 手技内容、使用した薬剤により費用が多少異なります。
- 保険診療に定められた金額なため、他の医療機関と相違はありません。